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徒然なるままに

一枚の見積書だけど・・・

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先日、スタッフの友人から「親戚のおばさんが屋根の補修を頼んだらしいんだけど、

その業者の見積もりが妥当かどうかを見て欲しい」との依頼がありました。

どうも、古い家で瓦屋根から雨漏りがするのを直したいとの要望らしいのです。

社長の鹿野が送られてきた見積書とにらめっこ。

屋根の補修以外にも玄関扉や外壁の工事まで含まれていて、全部で100万円

位の見積もりになっていました。

みんなで、「屋根の補修は波板を使うみたいだけど、これはなしだよねえ」とか

「この部分は必要かなあ?」「おばさんは80歳過ぎの一人暮らしで、お子さんも

いないみたいだからな・・・」「どこまでを必要としているんだろうか」「でも、残りの人生

をよりよく過ごしたいのもあるかも」などなど、一枚の見積もり書を囲んでおばさんへの

思いをめぐらせていました。

大規模なリフォームでも、ちょっとした修繕でもそれを必要としている人達には

それぞれの暮らし方や想いがあります。それをいかに汲み取って実現させるかで、

同じ工事でも大きな差が生まれてしまうと思います。

同封されていた達筆で丁寧な文章のお手紙を見ながら、どうか

おばさんが満足のいく工事がうけれますように・・と願っていました。