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徒然なるままに

変わらずに・・


実家の近く、住宅街の真ん中に昔ながらの風景が残されている場所がある。
「緑地保存地区」丘の連なりに畑や雑木林、昔ながらの古民家が点在している。
小学生の頃は、その周り一帯もっと広い森のようで休みの日には家族で
散歩したり、春にはお花見、冬の夜には星を眺めに行ったりもした。
大人になると、ちょっと一息つきたいと思った時にぶらっとする場所にもなった。

今年のお花見で実家にいとこ達と集まり、その場所を訪れたのだが
昔から知っている木々や花たちが、変わらず待ってくれていて・・・
それにも増して、みんなでその風景を楽しんでいる光景がとても眩しかった。

母が学生の頃に、私の一回り上の従姉をおぶってお守りをしていたらしいのだが
その従姉に私が遊んでもらい、次は彼女の娘達の生い立ちを一緒に楽しむように。。
今度はその子たちが私の娘と連れ立って遊びに行ってくれるようになった。
そして、一緒にお花見をした2歳のかわいいおちびちゃんを愛おしそうに抱っこする娘を見ていると
懐かしい日々から、変わらずに受け継がれていく一筋の光のようなものを感じたのだ。

変わらずにいてくれる景色の中で、娘がつぶやいた。
「私にもし娘が生まれたら、今度はSANAちゃんが遊んでくれるようになるのかな!」
そんな日も遠くはないのだろうか・・・
おばあちゃんにはなる訳だけど(笑)
その日を楽しみにしているね♪